ウェブコーティング

ポリマー厚測定

フィルメトリクスの膜厚測定システムは、ポリマーフィルムの膜厚測定に広く使用されており、またウェブシートの検査測定用途にも使用されています。

ウェブシート検査アプリケーション

プラスチックフィルムの製造過程では、コーティングの厚みが品質に重要な影響を及ぼします。 1) 総膜厚(1mmまで)、2)共押出副層の膜厚、3)フィルムウェブ上のコーティングの厚み、これらの管理が重要になります。 PET上のコーティングの場合には、F20-UVは非常に薄い層(10nmまで)や、エネルギープラズマ表面処理の測定までもが可能です。当社標準F20は、0.05から50ミクロン厚のハードコートなど汎用的なコーティングの測定が可能です。

弊社では、幅広い各種ポリマーフィルムに関する屈折率一覧表を用意しており、これにはテレフタル酸ポリエチレン、ポリカーボネート、セルロース、ポリオレフィンや、さらに伝導性高分子などの特異な材料も含まれています。

お客様のサンプルや使用用途にはそれぞれ測定課題があります。フィルメトリクスでは、 課題を解決するためソフトウェア、ハードウェア、ノウハウを開発して提供しています。

測定例

膜厚はフィルメトリクスF20と200ミクロンの微小スポットファイバーにより測定されました。ポリ塩化ビニル(PVC)の押出プラスチックフィルムの膜厚測定は、インラインセットアップと卓上セットアップと同時に行われました。卓上測定には測定スポットを1箇所にするためSS-3標準ステージが使用され、またインライン測定には、ウェブの移動と同時に測定するためレンズと減少運動学的マウント(RKM) が使われました。当社の広範囲な屈折率データベースによりポリ塩化ビニル厚は容易に測定されました。F20はまた、同時押出フィルムやPETのような様々な材質上のコーティング厚も測定可能です。

測定セットアップ:

使用されたレシピ:

測定結果: